Column of Nu room record

CONKA ARTIST COLUMN

大分県の地方情報雑誌「CONKA」に毎回掲載されているコラムを毎回ここにアップします。
ダンスデザイナーとしての記事を頼まれていますので、基本的にはダンスに通ずる内容が多いですが、最近はダンスから少し方向性をずらした目線での内容で書いています。

This column was painted for all dancers. 

CONKA 10月号

自分の人生のリズム。

 ごくたまにだが、ふとした瞬間自分の人生を振り返る時がある。
 今思えば波瀾万丈な人生を送ってきたほうだと…。
 もちろん後悔してることもある。が、過去は変えることはできない。なのでこれから先のことを考えるようにしている。こういう風に考えられるようになったのはやっぱり結婚して家庭をもってからかな。

 ダンスを始めてからの約20年、ほぼ踊りがメインで人生を過ごしてきた。道を外しかけた時期もあったが最終的にはダンスに助けられてた気がする。遠回りをしても努力して貫けば結果はついてくるものだし、自分の生き方をまっすぐにしてくれるものだと思う。
 最近はすごく流れがいい。自分の頑張りに結果が出てるのか、それとも偶然なのか… それはわからない。でもすごく心地よい。こういう感情を抱くとどうしても後悔してしまうんだよなぁ。踊りだけを頑張ってればよかったって…。今まで本当に遠回りをしてきた。今度こそ貫ける決心がついた。自分自身で思う一番自信のあるもの、そして努力してきたもの、それはやっぱりダンスだ。

 自分の人生のリズム…
 音楽で例えるならかなり変則的なブロークンビーツあたりかな。時にはファンキーなソウルミュージックもあったりもしたが、でもやっぱりシンプルな人生が一番幸せなんじゃないかと。今の生き方はすごくシンプルなハウスミュージックって感じがしてます。だんだん音数が増えてくる=コツコツ努力をする。みたいな…。将来はハッピーなハウスミュージックだと自信をもって言えるよう頑張ろうと思う。

 写真は我が娘の「りずむ」。この子はどういう人生のリズムで生きていくんだろう。その為の基盤は俺が頑張って作らなきゃいけない。改めて思う… シンプルな言葉だが… 「頑張ろう」。

CONKA 8月号

海と太陽と音楽…そして仲間達。

毎年恒例行事になってきました夏の「BEACH-PARTY」。

僕 がオーガナイズしているダンスパーティー「mindtime DANCE-PARTY」の周年イベントは毎年8月。毎回県外から多数のダンサーが遊びに来てくれるということもあり、パーティー終了後そのまま海に移動 して開始するという流れ。「さぁ海に着いたら寝るぞ〜」なんて声をよく耳にするが、いざ到着すると睡眠とる人なんて誰もいない。海と太陽と音楽…そして仲 間達、テンション上がって寝れるはずがない。
今年は大阪からのゲスト3組のほかに、パーティーに遊びに来ていた福岡勢、そして大分勢。総勢約40人でのBEACH-PARTYでした。岩ガキも食べさせたしもちろん防波堤ダイブまで…。

ダ ンサー同士の繋がりはダンスだけでというのが主流。東京大阪といった都会に関しては、チームのメンバーでさえダンスごと以外では会わない。なんてことも多 々あるらしい。このBEACH-PARTYの主な目的は「夏を楽しむ」「ダンサーとダンス以外で絡む」の2つ。ジャンル別ダンサー同士が仲良くなったりだ とか、スタジオでは話したこともない生徒が打ち解けていたりだとか…大成功だと感じている。今回のスペシャルゲストの「co-thkoo」。世界で大活躍 しているこの2人と絡みたい…なんて思っているダンサーが日本にどれだけいるか。しかしこのBEACH-PARTYではそれが当たり前のようにできてい た。co-thkooのメンバーと大分の高校生B-BOYが馬鹿話で盛り上がっていたり、一緒に海で遊んでいたりと、都会ではあり得ない空間だと思う。 やっぱり海と太陽と音楽があれば業界の上下関係までなくなるもんだと確信した(笑)

今年のBEACH-PARTYは8/29残り1回。もちろん8/28の「mindtime DANCE-PARTY」終了後そのまま開始。今年最後はどんな夏時間になるか…楽しみだっ。

CONKA 6月号

夏は遊ぼう。そして楽しもう。という言葉になっての夏。

「春夏秋冬の中で一番好きな季節は?」と聞かれれば、俺は迷いながら「夏」と答えるだろう。
そして夏遊びを教えてくれた祖父の他界。
「春夏秋冬の中で一番好きな季節は?」と聞かれれば、俺は迷いながら「夏」と答えるだろう。
 それは昨年までのこと。今年からは迷わない。迷いながらじゃなく、聞かれた瞬間に「夏」と答えるだろう。

というコラムを昨年の8月号で書いたのを今でも鮮明に覚えている。
 あれから1年。とうとう夏がやってきた。毎年やることが変わるわけで もなくただ海に行くだけ。音楽を聴きながら煙草を吸い、少し海で泳いではまた浜辺に戻る。ただただこの繰り返し。毎年同じ行動だがなぜか飽きない。心の底 から楽しいと思ってるからに違いない。と、そう感じている。今年はちょっと思考を変えていろいろ試したいことがある。職業がダンサーということもあるだけ に、俺にはたくさんの生徒がいる。やっぱり伝えたい。スタジオから離れてこういった自然環境の中でしか学べない、そして経験できない楽しさ。そういったダ ンスの楽しみ方もあるんだぞということを。

 今年は県外からも多数ダンサーが遊びに来る予定になっている。クラブイベント・ダンスイベン ト目的ではなく、大分の自然環境の中でのダンスライフを楽しみたいとのこと。こりゃ楽しみで仕方ない。昨年とは違い家族もできた。そして新たに生徒も増え た。今まで楽しんできた仲間と共に更なる夏遊びが期待できる2010年の夏。まだ海に入れる歳ではないが、俺の子供も早く海に連れて行きたい。「りずむは 必ず海好きになる」と強く願っている今日この頃。

 写真…。夏に撮った写真は何度も見てしまう。それだけ楽しかったいろんな記憶がよみがえってくるからだろう。
 さぁ撮り始めよう。夏の楽しさを…。そして仲間達との思い出を…。

CONKA 4月号

もう一つの学校。

通常「学校」とは勉強を学ぶ場所。
ダンスの技術を学ぶ場所は「ダンススタジオ」
そして今回立ち上げるイベントは…

ダンスの楽しさを学ぶ場所。
その名も「UNDERGROUND SCHOOL」

約 4年前に都町FREEDOMで行われていた「bomroom HIGHSCHOOL-PARTY」の復活版である。県内の高校生ダンサーを中心に、MC. DJ. DANCERすべて高校生という内容。某テレビ番組にも取り上げられたぐらいの盛り上がりを見せていた。当時の高校生達が卒業してイベント自体を終了させ たが、今現在、学生ダンサーが7割を占める大分のストリートダンスシーンで「復活してくれ」との声をよく聞く。ということで、年齢層を大幅に広げ、小学生 から大学生まで参加OKの枠にして復活することになった。

第1弾は、県内のダンススタジオで日々ダンスを学んでるダンスチームのショー。 小学生だけで組んだチーム。中学生だけのチーム。高校生だけのチーム。いろいろな年代が組んだチーム等、バラエティに富んだダンスショーが楽しめます。そ の他に、1対1でのBRAEKIN`対決「B-BOY SOLO BATTLE」。バトルを審査するのは、以前のHIGHSCHOOL-PARTY同様お客さんの拍手で決定する。これがまた盛り上がるんです(笑) 体と体のぶつかり合いというか、ダンスでもこんなに青春できるものなんだと実感できます。確かにダンスは遊び的要素が強いものですが、上達する為の努力は 他のものと変わりません。

このイベントで経験するものは「学校」「ダンススタジオ」では絶対に学べない。このイベントの求めるものは「相 乗効果」です。他のダンススタジオの人との交流、ライバル意識等…大分のダンスシーンが向上する為に何かを生み出せればと思っています。学生以外の来店も OKですので、ぜひ大分の学生の頑張りを見て、それに対しての認知を求めたいと考えています。もちろん未成年が多いイベントなので喫煙とアルコールに関し て徹底しますのでご協力お願いしますっ。

4月という月はなにかを始めたいと強く思う時期ですよね。楽しさはもちろんのこと、健康にもすごく役立つダンスを始めてくれたらと…。ダンスは本当に楽しいです。かなり疲れますが…(笑)

余談ですが、3月24日に僕の第一子が誕生しました。名前に「りずむ」と名付けました。いろいろな意味があるんですが元気な子に育ってほしいです。そしていつか一緒に音楽を共有して親子で楽しみたいですねっ。

CONKA 2月号

始動。結果。目標。

  始動。以前報告した大分初のプロダンスチーム「Rhythm Life Apartment」の活動がスタートしました。デビューはセントレジャー城島高原カウントダウンイベント。雪の中でのショータイムでしたが、約1500 人の歓声は気持ちいいものがありました。途中の情熱的なHOUSE MUSICが雪とマッチしていてすごく幻想的。たまにはああいうシチュエーションもいいなと。ぜひ来年も…。そして2発目は、中央町にあるストリートダン ススタジオ「studio cram」発表会のゲストとしての出演。カウントダウンの時とは違い、こちらの舞台では本気モードで踊れる環境。音響・照明…そしてお客さん。 RL/Aprtとしては最高の踊りができたんではないでしょうか。今年の夏は大分のイベントを多いに盛り上げたいと思っています。

  報告。「WORLD DANCE COLOSSUM」という世界規模な2対2のダンスバトルにて日本代表権を獲得しました。俺の相方はなんと中学生。愛弟子でもあるSARUのサキ。全4 ジャンルの中で、他はすべて東京・大阪といった主要都市組。しかしHOUSE DANCEの日本代表は大分県から。これっておもしろい話ですよね。どこに住んでいても関係ないって形を踊りで証明できたと思う。確かにいろんな平均レベ ルが高いのはそういった主要都市だとは思います。が、個人レベルで考えたら大差ない。結局はどれだけ努力していい踊りができるかって問題。これから先、大 分のストリートダンサーの平均レベルが上がればもっともっと大分のシーンが楽しくなること間違いなし。と改めて思えたかな。
 世界大会は6月。世界で実力のあるHOUSE DANCER 8組でNo,1を決める戦いに挑みます。あと4ヶ月。今よりもっといいグルーヴが出せるように自分の踊りを作り込んでいこう。

  目標。ここ最近の大分のダンスシーン…何年か前に比べるとすごく雰囲気がいい気がする。これを期に、大分県にあるいろんなダンススタジオで協力し合って更 なる変化を求めたいと思う。前にも記したことがあるかもしれないが、今のこの景気の悪さ、笑顔がなくなっていくのも仕方がない。逆に、楽しんでる人が増え れば増えるほど笑顔が増えるということ。まずはダンスシーンから。そう考えている。そしてそのダンサーを見て笑ってくれる人が増えてくれれば…と。俺らの 世代、若い世代が頑張っていかないことには何も変わらない。

楽しむことを頑張ろう。


CONKA 12月号

大分県ダンサーが化けた2009年。

 ここ大分は全国的にストリートダンサーが少ない街。しかし、 今や日本全国のどこかで「大分と言えば…」と聞くと数名のストリートダンサーの名が上がるほどレベルが上がってるのは確かだ。特に今年の2009年は凄 かった。九州のジャンル別No,1バトルダンサーを決める"CARNIVAL"では大分勢の勢いがとんでもないことになっている。BREAKIN`ではす でに3人が優勝。FREESTYLEでも2人優勝。HOUSEに関しては大分からのエントリー者はほとんど上位ランク。そして、中学生ダンサー 「SARU」の全国中学生ダンスアタック優勝という快挙。全国的に有名なB-BOYバトル"be b-boy"の3on3バトルでは、大分から参戦したNine States B-boyzが準優勝という実績を収めた。そして俺個人の活動でもある、世界最高峰レベルのダンスコンテスト"JAPAN DANCE DELIGHT"hythm Life A4年連続ファイナリスト。
 
 この大分勢の勢いをそのまま大分で頑張っているダンサーと連動で きないものかとよく考える。ここで2010年の豊富を。2010年は大分のダンスシーンをまとめてみたいと思う。ローカル地区では必ずある派閥に近い問 題。ダンサーなんて所詮絶対数の低い遊び。東京だったり大阪ではいいかもしれないが、ローカル地区でのそういう問題は本当に淋しく感じるものがある。 2010年はこの問題を解決したい。そのためにはいろんなダンサー、DJも含め、もっとジャンルレスなパーティーをやってみよう。数年前に比べるとダン サー人口が増えているし、大分在住のダンサーみんなが楽しめる場所、楽しめる空間を作ってみたいと思ってます。そうすれば個々のレベルはもちろんのこと、 大分県全体的なレベルも上がるんじゃないかと。

 まずはRL/Apt (Rhythm Life Apartment) の活動をしっかりとしていこう。このチームのデビューショータイムは城島後楽園のカウントダウンイベント。もっともっとダンサー人口を増やすには、まずは ダンスをやってない一般の人に認めてもらわないことには始まらない。来年はこのチーム活動を大分のあちこちでショータイムをする予定です。機会があればぜ ひ見て下さいね。

 12/26には今年最後の"mindtime DANCE-PARTY"があります。ゲストには大阪から日本トップクラスのファンキー女性ダンサー2人組「Rm sister」大分のベテランチーム「GEE」大分と福岡のユニットチーム「FUNKMAN」そしてショータイムをするのが初めてという「smooth- n + willful」。若手からベテランまで、今年最後にふさわしく多いに楽しめるパーティーになるはず。大分のストリートダンサーの踊り納めはぜ ひ"mindtime"にて。来年に向けてみんなで楽しもう。 

 CONKAの読者の皆さん。今年一年「RYOの定義」を読んでくれてありがとうございました。
 来年はもっと熱く俺的な定義をしたいと考えています。残り少ない2009年ですが、よいお年をお過ごし下さいね。それでは…


CONKA 10月号

大分から発信 プロダンスチーム結成

 
 約13年前ぐらい、ここ大分県にもいくつかのプロダンスチームが存在していた。県内のイベント、祭り、花火大会、城島後楽園、CM、深夜番組オープニング等…。いろいろなメディアでプロダンスチームが活躍していた。当時はストリートダンスに対しての認知度はかなり低く、それでも各種イベントからの出演依頼は絶えなかった。あれから13年経った今、世界中でストリートダンスというものが認められ義務教育に取り入れられるという話まである。しかしここ大分県では平行線。それどころか偏見の目まである。

 俺が中学生の頃、大分には「JP TRACE KIMGDOM」「N.P.A」というチームがあって、中学生の俺は「このチームに入りたい!」と必死に努力したのを覚えている。高校生になって「JP TRACE KIMGDOM」に入り、大分県内あちこちでショーを経験。その経験が今の俺にとって絶対役に立っている。リーダーだったジュンさん(別府ZIMA)が頑張って営業し、そういう環境を作ってたんだなぁと大人になった今つくづくと感じる。だったら今度は俺の番。若いダンサーに目標を持たせるのももちろんだが、大分がストリートダンサーにとって良い環境になるよう努力するべきだと…。そこで…

 大分県の若者の活性化、ストリートダンスに対しての認知度の向上、いろいろな考えをもってプロダンスチームを結成します。その名も…

「 RL/Apt 」= Rhythm Life Apartment ( リズムライフアパートメント )

 人それぞれ人生のリズムというものを持っている。違うリズムをもったダンサー同士での相乗効果を求めた集団という意味を込めてのこのチーム名。メインメンバーは8名。ジャンル別に集めたこの8名での構成で、大分県でのストリートダンスに対する考え方を変えさせるつもりだ。メンバー全員大分在住だが、全国的に実績を残している名のあるダンサーばかり。初のショータイムが楽しみでたまらない。

 2010年からチーム活動を開始します。俺らRL/Aptを見かけた際にはぜひ応援して下さい。未来の大分県の為に…俺が楽しめる環境作りの為に…頑張って営業します。


CONKA 8月号

「初の異文化体験の旅」


 俺が鍛えている中学生HOUSE DANCE TEAM「SARU」のサキを連れてNEWYORKへ行ってきました。黒人文化から生まれたストリートカルチャーの本場を身をもって感じてほしいと思い、マンハッタンはもちろんのこと、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス等いろんな場所に足を運びました。何を得たかはわかりませんが、これから先のサキの人生、必ず役立つ何かを得たはずです。
 
 今回の目的は「HOUSE DANCE INTERNATIONAL」HOUSEシーンの先駆者達がホストで、今や世界中で注目されているパーティー。今現在のHOUSEシーンを引っ張るDJやらダンサーやらが大集合してました。内容はHOUSEですがここはNEWYORK、日本と違ってカテゴライズされていないのがすごくいい。HIPHOPシーンで有名なアーティストも多数来客、日本もそうなればもっといいクラブシーンができるんじゃないかな。それとあとは楽しみ方の問題。これは大分県でよく見られる光景ですが、付き合いでクラブに行く人が多いような気が。付き合い的な理由じゃなく、本当に音楽が好きでクラブに足を運ぶという人達が増えればもっといいクラブシーンになるはず。その為に俺ももっと頑張ろうと再決心。

 NEWYORKという街は、BLACK MUSICが好きなら1度は足を運ぶべき場所だと思う。いくら本を読んだっていくらインターネットで調べたっていくらこのシーンに携わっていても、1度でもNEWYORKに行った人に比べれば何かが足りないと感じる。それが何かと聞かれれば答えは難しいが、簡単に答えると「空気感」って答えになるかな…。人それぞれ感じるものは違うと思うけどね。それにしてもあの街は街全体がHIPHOPだと思う。久しぶりに映画「WILD STYLE」「BEAT STREET」が観たくなった(笑)

 中学生のサキを連れてって1番良かったこと。経験になったことはいろいろあると思いますが、中でも1番は英会話でしょうね。はっきり言って日本人は英語を知らな過ぎ。アジアでも英語が使えない国なんて日本ぐらいでしょうから。俺もかなり前から英会話の勉強はしてますがそれでもまだまだ未熟者。もっと自然に英語を話せるようになって、より相手とのコミュニケーションを深くしたい。次回行く時までにはもっと…。

I love NEWYORK.
Because that town is alive with music.
I want you also for Japan to come in such a place.

CONKA 6月号

「感情の時間…」


 踊りとは音楽に対しての感情を体で表現するものである。
  
 今現在、世界はもちろん、ここ日本でも数多くのダンスイベントが開かれている。その中でも、ダンスチームのショータイムがほとんどの時間を締めるショーケースイベントだったり、ダンサー対ダンサー、ダンスバトル重視のバトルイベント、この2つがほとんどだ。10年以上前はこれがまったく逆だった。イベントの9割がDJタイム、見せ物的なものなんて1割に過ぎなかった。いつからイベントがこういうスタイルになったのだろうか…。もちろんこういう内容のイベントも必要だとは思う。しかし、多すぎるのもどうなのかなと…。

 踊りの最大の楽しさでもある喜怒哀楽の表現。決められた音楽の中で表現するのにも限界があるはず。何が流れるかわからない状況の中での踊り合いが1番自分というスタイルを見せれると俺は思っている。それこそが自己表現だと。激しい音が流れれば激しく動き、緩い音が流れれば動きも緩くなる。価値観の違いで一概にはこれが正解とは言わないが、シンプルに言えばこれが素直な表現方法と言えるだろう。

 ここで話をイベントの件に戻そう。イベントに足を運んだ際9割がショータイム。ある時「じゃあいつ自分を表現するのだ?いつ自分が楽しむの?」という不満を持ったダンサーが自分を含め多く存在することを知った。その時に思った。「じゃあ俺がやろう」と。その名も「mindtime」=感情の時間。自分を表現したい、音楽を感じたい、そういったダンサーと音楽を共有したい等、根本的な踊りを純粋に楽しむ為のダンスパーティー。あくまでイベントではなくパーティーだ。正直今の時代難しいだろうなとは思ってたが、数を重ねることに集客は増える一方、内容の濃さも増すばかり。しかも集客の約8割が大分県以外からという大分では珍しい雰囲気の空間。やはり正解だった。ショーケースイベントだったりバトルイベントには絶対生まれない温度がある。こういった楽しさを少しずつでも伝えていかないと、何十年か後には踊りというものの形自体が変わるような気がする。現に、東京大阪等の主要都市では小中学校の義務教育科目になってたり、近々オリンピック競技の種目にストリートダンスが…なんて噂もあるぐらいですから。正直それだけは嫌だな(笑)

 今回で「mindtime」が1周年を迎えます。特別にショータイムはなんと5チーム。このパーティーでは珍しく多いです。しかも日本でもトップレベルのユニットばかり。それに比例してクラブタイムで暴れるダンサーばかりをチョイスしてみた。純粋にDJタイムを遊んでるダンサーはやはりいい踊りをします。ぜひ見てほしい!日本でも珍しいクラブタイム重視のダンスパーティー「mindtime」ぜひ1度。これぞ NEW YORK CITY !

 この「mindtime」というパーティーは誰もが楽しめる内容と自負しています。誰でもといっても、音楽が好きというのが最低条件だが。音楽好き、お酒好き、集合!
 お酒のつまみに音楽なんてどうでしょう?

CONKA 4月号

「黒人独特なリズムの表し方」


日本人と黒人のリズム感の違い。
これはあくまで俺の経験からの結論なので、ある意味正解。ある意味不正解。
という形で読んでもらいたい。

 リズムの取り方にはオンビートとアフタービートというものがある。そのオンビートとアフタービートに関しては、一般的に使われる手拍子を例にして説明してみよう。まずはオンビート。音楽のリズムに対してそのまま手拍子をすること。そしてアフタービート。音楽を聞いてから手拍子をすること。この2つの違いは、音楽のリズムを読んで手拍子を合わせるか、音楽を聞いた後手拍子で合わせようとするか。の違いだと思う。
黒人のリズムの感じ方はあきらかに後者。リズムに対して遅れを感じるほどのアフタービート。逆に日本人は丁寧すぎるほどのオンビート。これは人種の違いなのか、文化の違いなのか、はて。自分の中でずっと疑問に思っていたこの2種類のリズムの感じ方。ようやく理解できてきたような気がする。

 もし、大分のスクランブル交差点でいきなり大爆音で音楽が流れたら…。どうなるだろう。ほとんどの人が迷惑そうな顔をするだろうな。中には「おっ」って感じで音楽に合わせて体を揺らす人もいるかもしれない。それでも完全に音楽に身を任せる人はなかなかいないだろう。でもこれがNEWYORKだったら…。これは俺の実体験。ある公園の前の大通りでトラック2台が大爆音で音楽を流し始めた時のこと。俺の視界に入ってた何百人の人達が笑顔になり体を揺らし始めたんです。そういった状況に出くわした場合、俺も即踊り出すタイプですが、その時だけは本気で目が点になったのを今でも鮮明に覚えてる。なんだこの街は…と。音楽が耳に入ってきた瞬間に反応する、これが黒人特有のアフタービートが生まれた理由でもあるんじゃないかな。というように結論を出してみた。結論というのはあくまで結果を言葉にしたもの。これから先、NEWYORKに行くことがあるとすれば、また違った、いや、また深い結果での結論をだすことができるだろう。

 オンビートとアフタービート… これからは俺のオリジナルなリズムを加えてRYOビートというものを作り出すために日々精進しよう。

 写真は大分の黒人ダンサーSAKI。実際黒人と間違われることがあるみたいです(笑)

CONKA 2月号

「形あるものはいずれなくなる」


 形あるものはいずれなくなる。その言葉通り、府内町からとあるカフェが閉店しました。そのカフェの名は「cafe ANY4 room」皆様には「エニシ」と呼ばれ、約3年間の営業で幕を閉じました。店名が縁という意味だけあって、この店でかなりの知り合いが増え、たくさんの方々との繋がりを作れたと思います。縁…いい言葉です。
 そして最後の営業日終了後に閉店パーティーを行いました。常連様、たくさんの知人…今まで本当にありがとうございました。この感謝の気持ちを忘れずにこれからもいろんな人との縁を作れたらなと…。

 三年間ありがとうございました。

 形あるものはいずれなくなる。しかし音楽はなくなりません。名曲と言われている音楽は何年何十年経っても残ります。心に…そして現場に…。音楽の凄さというのは正直言葉では表せないものがありますよね。僕が一番好きな曲なんて作られたのが約三十年前。初めて聴いた時から十六年経ってますが未だに聴きながら「うひょ〜」って叫んでます。これから先、もっともっといろんな音楽を聴いて、何十年後の未来で「うひょ〜」って言えるような音楽を探します。

 形あるものはいずれなくなる。逆に新しいものも生まれます。中央町の若草公園横に新しいBARがオープンします。人と人との会話で奏でる空間。その名は「Orchestra」(オーケストラ)。人と人の繋がりはやはり会話から始まります。その気持ちを大事にしたコンセプトのたまり場的空間。3/1 OPEN。

 形あるものはいずれなくなる。でもそれによって生まれた絆はなくならない。この絆を大事にしながら人生を過ごしていこう。「cafe ANY4 room」によって学ばされた教訓です。

CONKA 12月号

「音楽を聴いての成長」


 動きがすごい。踊りがすごい。この二つの言葉の意味はまったく違うものだと僕は思っている。更に深くいうと、踊りがすごい。踊りがかっこいい。っていう意味はまた別の意味だとも思う。踊りというのはあくまで音楽、リズムが必要不可欠。タップ・フラメンコ・ベルギーの民族舞踊だったりと自らリズムを作る踊りもあるが、それはそれでやはり音楽があったほうが映えるのも確かなこと。

 先日「TIMEOFJAZZ」というイベントに僕の大好きなJAZZ BANDのJAJAを呼んだ。ソプラノサックスを中心としたグループで、楽曲のほとんどが心に響くものばかり。バラードからハイテンションになるものまで幅広く、来場者全員が虜になったんではないだろうか。メンバー紹介での全員のソロパートの部分に関してはそれだれの楽器に対する今までの自分の考え方を変えさせられた。全員の気持ちがリンクして初めてああいった良い曲が作り出せるものなのだと。

 音楽を奏でる者。その奏でられた音楽を体で表現する僕みたいな踊り子。やっぱり生で見ると通ずるものがある。スタジオだけでのダンス、振り付けだけでのダンス、そういったスタイルで踊りをしている人より全然ノリを感じた気がする。踊りで最終的に必要なのはやっぱり表現力。その場で流れた音楽をどう理解してどう感じてどう創造するか。これが一番の醍醐味だし楽しみ方だと思う。今回のJAJAのライブで僕の踊りの実力は確実に上がった。おもしろいものだ。約三時間、動いてるわけじゃなくただ音楽を聴いてるだけなのにそれだけで踊りが上達する。いい音楽はダンサーにとって一番大切なものだと感じた時間だった。

 来年またJAJAを大分に呼ぼう。そしてその時は僕の踊りを混ぜてのセッションをお願いしてみよう。

CONKA 8月号

「夏は遊べ。そして楽しめ。という言葉」


「春夏秋冬の中で一番好きな季節は?」と聞かれれば、俺は迷いながら「夏」と答えるだろう。

 基本的には春夏秋冬すべてが好きな俺。季節ごとに楽しめることがあり感じることがある。その中でも一番好きなのはやっぱり夏。海で太陽の光を浴びながら音楽を聴く心地よさにはたまらないものがある。もし踊りをやってなくても、なんらかの形でこういう夏の過ごし方をしてたんじゃないかな。
 
 幼い頃の話。夏休みという長期の休みが楽しみでたまらなかった。毎年佐伯の更に奥、米水津という父方の田舎に遊びに行ってたのが一番の思い出だ。海での遊び方、釣り、蝉の取り方、魚介類の取り方…祖父にいろいろ習った。その祖父によく言われてた言葉。「夏は遊べ。そして楽しめ。」今でも頭の中に響いてる言葉。

 暑い夏。2008年の夏。祖父が他界した。
 夏を祖父と楽しむことはもうできない。
 祖父の教え通り、夏は遊びまくって楽しみまくってやる。
 祖父に習ったことを仲間に伝えてまくってやる。
 祖父が好きだった夏を、祖父の代わりに俺が楽しみまくってやる。

「春夏秋冬の中で一番好きな季節は?」と聞かれれば、俺は迷いながら「夏」と答えるだろう。
 それは昨年までのこと。今年からは迷わない。迷いながらじゃなく、聞かれた瞬間に「夏」と答えるだろう。

 今年の夏はまだまだ続く。温暖化が進む地球。今年の夏は昨年に比べてかなり暑い。梅雨が明けたのも早かったし平均気温も例年より高い。このままだと10月になっても夏の雰囲気が漂っているような気がする。祖父が他界した2008年の夏。あと何回海水浴に行けるかな…

これからは俺の言葉になるだろうこの台詞。
「夏は遊ぼう。そして楽しもう。」

CONKA 6月号

「様々なステップを踏む足」


 どんな踊りにも必要な部分。足。ステップを踏む時、上半身だけで踊る時、何を踊る時にも絶対欠かせない。足。

 今回注目する踊りは、HOUSE DANCEの原点とも言われている「SALSA」。三拍子のリズムにSALSA特有の腰使いでラテン系の音楽に身を任せる踊り。キューバ・ドミニカ共和国・NY等いろんな国での進化によって現在のSALSAが確立。今でも世界各国で愛されているSALSA。それもそのはず、初心者でもすごく楽しめるのと、ラテン系音楽で本能的にストレス解消できるのがSALSAの魅力でもある。
 中央町にある音楽スペース「room」では、毎月第2日曜に福岡からDJと講師を招いた「SALSA-PARTY」が行われている。幅広い年齢層の参加者の中、簡単なSALSAレッスンから始まり最後は自由に踊れるフリータイムという流れ。興味がある人はぜひ「room」へ。

 今まで興味があったがなかなか踏み込めなかったSALSA。こうして間近で見始めて更に興味が湧く俺がいた。特に興味を抱いたのは男性と女性のペアで踊るSALSA。男性のリードで女性が気持ち良さそうにステップを踏む。その足の運び方にはストリートダンスにはない方向性だったりいろんな間があって、ストリートダンサーが踊りに対して持つ固定概念を壊された感じがしてすごくおもしろい。とにかく自由。あのラテンのグルーブをストリートダンスで使えたら俺の踊りがどんなにレベルアップするか… 日々精進精進。

 ここ大分にも多数のSALSAファンが存在するらしい。経験がある人ない人関係なく、ストレス解消法を探している方、体を動かしたい方、「SALSA- PARTY」の参加をお勧めします。 人間趣味を持つことが一番の長寿の秘訣らしいですよ。その中でもダンスは健康的な趣味として代表的なもの。この
機会に「SALSA」を始めて見ましょう。

CONKA 4月号

「思い出した…」


 NewYorkに行くことの多かった去年一昨年。本当に楽しかった音楽ライフ。久しぶりにあの楽しさをあるパーティーで思い出した。思い出させてくれたのはダンスイベントでもなく、クラブイベントでもない…2月2日にroomで行われたイベント、府内町に新しくオープンしたショップのオープニングパーティーだった。

 オープンと同時に客が入り始め、0時にはフロアが人で溢れかえっていた。それぞれが素直に音楽を楽しみながら酒と会話を楽しんでいる。すごく雰囲気がよかった。音楽が変わるたびに声を出し体を動かす。時にはみんなでサークルを作り、その中でたまたま来ていたダンサー同士のダンスバトルもあったりと…自由…俺が通っていたNewYorkでのクラブパーティー「SOUL GASM」の雰囲気そのものだった。

 思い出した…。これが本来のクラブの楽しみ方なのだと。

 この日は俺自身もDJとして参加。ジャンルはHOUSE担当。しかし俺の選曲1曲目はミスチルの「Tommrow Never Knows」。それから広瀬香美。工藤静香へと続く。急遽、3月21日にある「邦楽NIGHT」のPR選曲をさせてもらったのだ。
驚きの一言…。盛り上がりすぎ。全員が全員歌っていた。何かを思い出していた。あの頃この頃の音楽を楽しんでいた。

 クラブで流す音が洋楽じゃないといけないというルールはない。3/21。この日の流れる音楽はすべて邦楽という内容。クラブ慣れしてない人、普段クラブで楽しんでいる人も、今までとは違った楽しみ方を感じれる日だと思う。
タイムテーブルごとに70年代~2000年代へと続く。メインタイムはない。すべての時間がメインタイムであるこのパーティーの名は「邦楽NIGHT」。

 洋楽じゃなく邦楽だけれども、この日はまた思い出せるような気がする。本来のクラブの楽しみ方を…そしてNewYorkでの楽しかったあの音楽ライフを。

CONKA 2月号

「音楽を聴きたい場所」

 
 音楽が大好きな人に質問です。
 あなたはどこで音楽を聴くのが一番好きですか?

 この質問をすると様々な答えが返ってきます。例えば、自分の部屋、車の中、通勤途中、クラブ、路上、カフェ等の飲食店…答えはいろいろ。理由もいろいろありました。一日の気分を上げる為、その時の感情を更に強くする為、気持ちを落ち着かせる為、ただ音楽が好きだから聞いているといったような答えまで。
 音楽には何かしらパワーがあると思います。昔聴いていた音楽を聴いたりすると、何年も前のことでも鮮明に思い出したりもする。記憶にも音楽はリンクしてるんだなぁとつくづく感じることが多々あります。その度に、これからもいろんな音楽を聴き続けて、この先過去を振り返った時、同時にその時聴いていた音楽まで思い出せるよう音楽を楽しみたいと再認識させられます。
 話は変わりますが、ここ大分の中央町に新しく音楽を感じれる空間がオープンしました。その名も「room」。日本語に訳せば「空間」。ここroomで、自分の空間というものを探し出してほしいという願いからこの名前に。音楽を聴く為、お酒を飲む為、人との繋がりを求める為、ストレス発散の為…理由はなんでもいい。音楽好きな人達が、これから先も、意味あるクラブ遊びができればなと思っています。
 若草公園の光が差し込む雰囲気のいい空間になっています。音楽とお酒を気持ちよく…。みなさんの音楽を聴きたい場所の1つに加えてもらえると嬉しいです。
 写真の人物は、府内町「cafeANY4room」新米店長ユウキ。彼はダンサーでもあり、北九州から大分へと新たな挑戦をしにやってきました。どうぞよろしく。撮影場所はroomです。